WEB拍手ありがとうございます。
もしよかったら僕の彼女になってくれないかな?
譲れない、譲らない。
戯言遣いの彼女なんて、ろくでもないですよ?
・・・ほら、今日だって。
「・・・・・」
何を考えているのかわからない。
久しぶりに会ったかと思うといきなり手を引いて外に連れて行かれた。
今は商店街の真ん中、まだ手を離すつもりも説明するつもりもないらしい。
「・・・ねぇ?」
振り返るいーくんはなんだかきょろきょろとしている。
歩む足は止めないまま。
「・・・どうしたの?・・・いきなり」
そこでようやく落ち着いたのか、ゆっくりと歩みを止めた。
「・・ごめん。びっくりしたかな」
「うんう。・・・でもなんでいきなり・・・こんなとこまで連れてきたの?」
いーちゃんはもう一度きょろきょろと辺りを見渡した後、小さめの声で呟いた。
「・・・殺人鬼がを狙ってるんだ」
「・・・・。ぇえ?!」
思わず大声を出した私に、シッと口に指をかざすいーくん。
「の家は、もうばれてた・・・とゆうか家の近くに張ってたよ、アイツ」
「・・な、なんで?! なんで私狙われてる上に・・い、家がばれてるの?!」
いーくんのなるべく近くによりながら、ひきつったような声で問う。
いーくんは私のことを庇うようにぐっと近くに寄せながら、優しく微笑む。
私にだけ向けてくれる、いーくんの微笑み。
「大丈夫。僕がついてれば」
優しい声だった。
「・・・うん」
なんだか安心できたけど、いーくん殺人鬼に対抗なんてできるの・・?
「・・じゃあさ。早速、殺人鬼撃退としようか」
「・・・え?」
私はいーくんを見上げる。
殺人鬼撃退?・・・いーくんは何を言ってるんだ?
「さ、殺人鬼撃退?! どどどどうやって?!」
いーくんは私の向こう側に一瞬視線をやったかと思うと、目を瞑ってと言った。
素直に目を瞑る私。
いーくんは何を考えて・・・
「んぅ?!」
突然のいーくんのキスに瞑っていた目を開ける。
見えるのは零距離のいーくんの顔。
「・・い・・く、・・ん?!」
次第に激しくなるキスに戸惑いを隠せない。
街の中、通り過ぎる人々の視線に恥ずかしさが隠せない。
いーくんがこんなキスをすることに驚きを隠せない。
「・・は・・ぁ」
唇を離した、いーくんは愛おしむような視線を私に向ける。
胸がドキドキした。
「・・・、すごく可愛いんだけど」
「な、何言って・・!」
こんな街の真ん中で、どうしてそんな戯言が言ってられるのだろう。
熱くなる顔を俯かせ、私は歩いていく街の人の視線を感じないようにした。
「・・さ、帰ろうか。がえっちぃ顔をするから、そういう気分になってきちゃったよ」
「・・・!? な、い、いーくんの変態!! キライ!!」
真っ赤になったはそのまま自宅方面に走り出した。
その後をゆっくりと追いかけながら、見つめるは反対車線。
憎き、殺人鬼。
見せ付けてやるよ。
は僕のだから。
「残念。これだけは譲れないな」
独り言のように呟く。
きっと地獄耳の零崎には聞こえるんじゃないかな。
「・・・ハハ、傑作だな」
そんな声が聞こえたような気がした。
零『んだよ!今回俺、と話してないし!』
い『・・僕は前回の拍手夢でてないんだぞ?』
零『だからってさー、単独でといちゃつけた上に、彼女設定だぜ?!ずりー!!』
い『・・・戯言の主人公は誰だっけ? 当然だね』
零『くそー・・・。なぁ!拍手で誰の夢が見たいか教えてくれ!俺だよな?』
い『強制するなよ、僕だよね?』
萌『僕ですよね? ・・・今回出番なかったですし』
出『ぎゃははッ!!僕に決まってるよな?!』
↓あなたは誰と夢を見たいですか?
以前の拍手夢でした!
いーちゃん単独夢は初めてでドキドキでしたよ・・!!