銀さんと神楽、それに新八が3人でソファに座り

向かいにはがちょこんと1人座っていた。








第三訓
自己紹介で個性を出せ









「・・・・・やっぱ3人キツイな・・」


「しょうがないアルネ。神楽ちゃんは優しいからここを譲るヨ」

ソファを立ち上がる神楽。


「いやいやいやいや、こーゆー時はレディーファーストなんだよ。ほら銀さんが向こうにいく・・」

神楽を引き戻し、の元に向かおうとする銀時。


「抜け駆けなんて許さないヨ!!は誰の子だと思ってんだ!」

「誰の子か?!お前の子か?!銀さんの子だ!!」


「何言ってんだぁあ!!そこの二人はぁ!!」

叫ぶ新八。


はその様子を楽しそうに眺めていた。







「・・やっと本題に入るんですが・・」

新八が話を切り出した。

結局、席はそのままで3人仲良くすわっている。


新八はに一瞬真剣なまなざしを送り、話を進めた。


「・・さんは何処からいらしたんですか?」


神楽も銀時もの答えに興味津々といった感じだ。


当のは首をかしげて、宙をぽやんと眺め


「・・わかりません」

と一言。


「覚えてないアルか?は河原に転がってたアルよ」

神楽は酢コンブをかじりながらもごもごと言った。


「「えぇぇえぇえ?!」」


「か、河原に転がってた?!そんな石ころじゃあるまいし」

「でも転がってたものは転がってたアル」


「・・・。他に覚えてることとかねーの?」

いつもとは違う銀時の真剣さに新八は少し驚いた。


「・・・・自分の名前が『』ということ、ここ『万屋銀ちゃん』で働くこと。

 あと自分のことを少しだけ・・」


はゆっくり考えながら話した。

その表情は嘘を言ってるようには全くもってみえない。


「自分のことって例えば・・・?」

銀時はさらに聞いた。


「・・・(こいつさんのこと知りたいだけだ)」

新八はそう確信した。



「う〜〜ん・・?・・・あっ」


3人の視線がさらににむかう。


「・・・水が・・やだ・・?」


「「「・・・」」」


「・・なんで疑問系なんですか?」

新八が困ったような表情でに聞く。


自身も困ったような表情を浮かべていた。

「・・わかんないです。自分でもなんで水が嫌なのか・・」

は俯き、膝の上においていた手をぎゅっと握った。


「・・・、」

自分のことが分からないなんて自分自身が一番不安なのだろう。

新八はかける言葉が見つからなかった。

の心を少しでも軽くしてあげたいのに・・・。



「わぁっ!?」

突然のの声で我に返ると


、大丈夫人には一つや二つ苦手なものがあるものなんだよ」


とか何とか言ってる銀時がを抱きしめていた。


「まずは銀さんと風呂に入って水に慣れてみようかv」

「え?・・あの?」

困っておろおろするの肩に手を回しながら風呂場へ向かいだす。


「「・・・(プチッ」」


















この後、銀時がどうなったかは

誰もが予想するとおり。

神楽と新八は白夜叉よりも強い・・?のです♪

























ひっさしぶりの連載更新。
待ってた方はすいません(いないから
最近D.Gに愛が偏りがちになっている管理人をお許しくださいorz
少しずつでも確実に進めて逝きたいと思っていますから!