何かおかしい
絶対におかしい
何がおかしいかって?
それは
始まりに、過ぎない。
結局昨日はいーくん宅に泊まりました。
泊まったといっても、3人であれやこれ色々話しながら夜明けを迎えたんですが。
だって寝たりでもしたら、殺人鬼に食われちゃいますから、ね。
そして現在。午前10:27
――・・いーくん宅の近くの公園
「なんで・・なんで何処にも私のことがないの?」
住所を調べても、知ってる人に電話をしてみても、
私の知ってる人もいなければ、私を知ってる人もいなかった。
「なんで・・・?」
家に電話してもその番号は使われていなかった。
っていうかそもそも携帯すら使えなくなっていた。
思わずへたり込みそうな私をぐっと誰かが支えてくれた。
「おい?、大丈夫かよ?」
エロ刺青お兄さんこと零崎人識だ。
「・・うん。 ありがと、大丈夫だからその手を離してください」
「え。やだ」
さらにギュウッと抱きしめてくる人識を押しこくりながら、久しぶりに使った電話ボックスを出た。
「・・・なんでだろうな。おかしいな」
何時何処で何を間違えてこうなったんだ?
あれ?目の死んだお兄さん・・じゃないや、魚の死んだ目をしたお兄さんこといーくんと出会ったとこら辺から間違えなのか?
「えー、いいじゃんよ。これで家に帰らなきゃいけない理由も、京都を出なきゃいけない事情もなくなったんだからさー」
かははッと本当に嬉しそうに笑う人識。
あぁ、なんか・・・「ま、いっか」って気分になってきちゃうじゃん。
でも、まぁ・・
「・・いっかぁ。 せっかくだし京都満喫、変な現象満喫、Not Shoolライフ満喫したいし!」
「かははッ!そうこなくっちゃ!」
かくして、私の妙な生活が幕を開けたのでした。
やっと始まりました!(ぇ
幕開け、幕開け!!
おまけ↓
昨日の夜の一コマ
「え?!人識って殺人鬼なの?! え?うわ、こっちこないで!!」
「だってさー、さ、帰れ人間失格」
「かははッ、刺しちゃうぞ欠陥製品。 ー、今更恐がるなってぇ、ちゅうした仲だろ」
「いやー!!言わないで言わないで!!あんなのちゅうじゃないぃ!ワンコに舐められただけだって!」
「だってさー、じゃあちゃん僕と改めてファーストキスと洒落込もうか」
「え?! いーくん? え、ちょッ」
「ワンワン 俺のに触るなー」
「うわッ!? 零ざ・・噛み付くなッ!!」
「・・ぷ、あははははッ! 殺人鬼なわけないー!」
B