「ねぇ・・・俺のこと、嫌いなの・・?」




貴方はまたそんな風に



私の心を揺さぶるんだね




















Tell me...





















満月の・・・否、ハートの形の月が夜空を照らす夜更け。

私の部屋にはいつの間に入り込んだのか、ロクサスの姿があった。

風呂上がりの私に抱きついたかと思えばいきなりこんなことを言い出す。



「・・・ど、どうしたのいきなり・・・!?」


「・・・別に・・・確かめたくなっただけ」



ロクサスの顔を覗き込めば、少し拗ねているような膨れっ面。

何があったのかご機嫌斜めの様子。



「・・・もう。嫌いなわけないでしょう・・・!」


「じゃあ・・・・好き?」


「え・・!?・・・す・・・好き、だよ」



自分からこんなことはあまり言わない私。

恥ずかしさに顔が熱くなるのを感じ、ロクサスにぎゅうっとしがみついた。

こんな赤い顔見せられない・・・。



「クスッ。ねぇ、顔見せてよ」



そんな私を知ってか知らずか今度は面白そうに言うロクサス。



「い、いや!!」


「絶対に?」


「うん!」


「お願いしても?」


「うん!」


「・・・・・・ヤっちゃうって言っても?」


「うん!・・・・・ぇ?・・・ちょ、違ッ、今のなし!!」



その時既に遅し。

ニヤリとロクサスが不敵に微笑み、

抱きしめられていた身体はそのまま抱き上げられ、ベットの上に軽々と運ばれてしまった。



「ロクサッ・・・待っ」


「だーめ、待ったなし。自分で『うん』って言ったんだからな」



そう言うとロクサスは私の頭を抑え唇を重ねた。



「ロクッ・・・ん・・ぅ」



ロクサスの唇から伝わる熱。

零距離の二人。

・・・ドキドキして死にそう・・・。


角度を変え、幾度もロクサスの唇が重なり、



「ん・・・!?・・・ふ・・ッ」



そして私の中に侵入するロクサスの舌。

歯列をなぞり、私の舌と絡めるようすれば・・・部屋内に響く水音。



「ロ・・・っ・・・ん・・はぁ」



唇を離せば名残惜しそうに銀色の糸が二人を繋いだ。

その光景に眩暈がしそう。

ロクサスは私の頬に触れ、小首を傾げた。



「こんなことする俺のこと・・・嫌い?」


「・・っ!・・・き・・・嫌い・・・なわけ、ない・・・ったら!」


「・・・よかった。・・・これで安心して続きできるな」


「えぇ!?ちょっ・・・ロクっ、やぁ・・!」



























本当に本当に



俺のこと好き?



嫌いなんて言わせないけど、



それでも俺は何度も確認するよ。




を絶対放したくないから。


俺だけを愛しててほしいから。
















なぁ知ってるだろ?


の愛は俺だけのもの。


だからさいっぱい言ってよ、俺を愛でるその言葉!






































以前の携帯サイトで配信したメルマガが残ってました!
それをちょっと修正・・・。
あぁ、本当は全部アップしたかったのに、手違いでほとんど消えてしまいまして・・・;;
見つかったら随時アップします!
そして、なんでいきなりこんなえちぃのか!!


2007.07.21