今日は任務がありません。
とってもとっても久々のお休みです。
・・・そこ、のんびりしてる暇なんかあるのか?とか言わない!!
楽しい休暇の過ごし方
「ねぇ、リナリー?今日この後リナリーも任務ないよね?」
私とリナリーは食堂でのんびりと昼食をとっていた。
ちなみに私が食べているものは、パスタとシーフードサラダとデザートにティラミス。
リナリーはチャーハンに卵スープと中華系のもの。
「ん? うん、ないよ。どうして?」
リナリーはチャーハンをコクリと飲み込んだ後、きょとんとして言った。
あぁ、バクさんだったら大喜びするようなショットだな・・。
「えっとね、なんか教団から少し離れたところに温泉があるんだって。私久しぶりに教団以外の温泉入りたいな〜って思ってさ」
少し身を前に乗り出し、リナリーにずずいっと聞く。
リナリーはにっこりと笑ってから
「もちろん、と一緒なら何処だっていくわ」
と、言ってくれた。
「ありがとう、リナリー!だからリナリー大好き!!」
テーブル越しにガバっとリナリーに抱きつくと、私も誰かに後ろから抱きつかれた。
「・・ふぇ?!」
「ー!!ただいまさー!俺にもギューってしてほしいさ!」
ラビだった。
満面の笑みを浮かべたラビだった。
「あー、ラビ何やってるんですか?!僕のに抱きつくなんて、が穢れます!!」
後から料理を大量に載せたトレーを片手に登場したのはアレン。
すごい怒っている。
っていうか、この体制けっこうキツイんですが・・。
「ラ、ラビちょっと離れてくれないかな・・」
「えー、じゃあ俺も一緒に温泉連れて行ってくれたらいいさー!」
ラビはいまだ私に抱きついたまま楽しそうに言う。
あぁ、もう料理の上にダイブしちゃいそうなんですけど?!
リナリーは私にがっしりと抱きしめられて苦しそうだしさ・・。(だってリナリー離しちゃったら、料理の上にダイブなんだもん!)
「だってラビ・・任務は・・?」
「今日はもうないさー」
ラビの手が私のわき腹辺りにあるから動けない。
くすぐったいってば!!
「ラビ!!いつまで僕のに抱きついてるつもりですか離してください!」
今度は横からアレンが何かしようとしてるし・・。
「何時からはアレンのものになったんさ!!は俺のさ!
・・あぁ、もう!!
「もう、離して!!離してくれたら温泉一緒に連れて行ってあげるから!!」
「・・でなんで、アレンも神田もいるわけですか?ラビ」
教団から列車にのって数十分。
そこは和風なつくりがなんだか懐かしい、旅館という言葉がぴったりと合うところだった。
「いやさー、嬉しくって話したら皆来たいって言うもんで☆」
わざとらしく頭をかきながら、ペロッと舌を出すラビ。
「ラビが変な行動をとらないように僕が見張りますから安心してくださいね、」
にっこりとそれはそれは好青年のように笑うアレンの後ろに黒いものが見えるのは気のせいだろうか・・?
「まぁいいや。温泉は入れるんだし。ね、リナ・・・リー?」
はぁと軽くため息をついてからリナリーの方を見れば
「・・チッ。と二人きりのはずだったのに・・ラビめ・・」
く、黒いオーラが・・!!
「リ、リナリー・・?」
ん?とこちらに気づきリナリーは顔を上げた。
「どうしたの?!」
それはもう素敵な笑顔で。
それにしても神田はなんで来たんだろう・・?
こーいうのに来るタイプとは思えないけど・・。
今だって仏頂面だし。
「ねぇ、ラビ。神田って本当に来たがったの?」
私は隣を歩いているラビに聞いてみた。
「ん?あ、ユウは・・」
そこで何故かアレンと顔を見合わせてにししと意味ありげに笑った。
「の浴衣姿がみた・・ッどぐぉおッッ!!
ラビは神田の六幻(鞘付き)によって成敗された。
「温泉、温泉♪」
カララっと扉を開ければ湯気が視界をさえぎり中の様子があまりよく見えない。
でもそれも温泉らしくて大好き!!
私は体にタオルを巻いてペタペタと石製の床を歩いていく。
ここの温泉は女性用、男性用ともに露天風呂がメインの大きすぎず小さすぎないとても快適なところだった。
お湯で体をさっと流した後、片足ずつ湯船の中にはいていく。
「・・・あっつ」
だけど気持ちいい〜・・!
「ふぁ〜・・。やっぱり温泉はいいなぁ・・」
ぐっと腕を伸ばし、ふっと力を抜く。
「リナリー!どうしたの?早くおいでよー?」
入り口の方に振り返ってもリナリーはまだ現われていなかった。
『リナリー!どうしたの?早くおいでよー?』
「おい、アレン!今の絶対の声だよな?」
ラビは隣でほっこり温まっているアレンに声をかけた。
竹の仕切りを挟んだ反対側、女風呂から聞こえたのは確かにの声。
「・・へ? ・・!ってことは・・」
「は今露天風呂にいるんさ!!・・・しかも一人!」
ザバンっと手でお湯を波立たせるラビ。
アレンも目をキラキラとさせている。
「ってあれ?ティムの奴どこ行ったんだ?」
アレンはきょろきょろ辺りを見回す。
と、竹の仕切りの上を浮遊しているティムを発見。
「・・・。ラビ。ティムには映像記録機能があるんですよ」
まじめな口調のアレン。
「と、いうことは?」
真剣な表情のラビ。
「「・・・ティム!!!戻って来い!!!」」
「でも、ティムは一様僕のものですから映像はラビに見せてあげませんよ」
「はー?!何さそれ?!」
「いいじゃないですか、ラビは槌で伸ー!って覗いてくれば」
「それは犯罪さー!」
「・・てめぇら、黙れ」
ギャーギャーと騒いでる二人から一番離れたところにいた神田は、苛立たしげに呟いた。
「な、何さー。神田だってのこと覗きたいくせに、このムッツリ!」
ラビの言葉に眉間に皺を寄せる神田。
「・・・んだと? 誰がム・・ムッツリだって・・・?この兎、脳みそ溶けてんじゃねぇのか?」
神田の言葉にカチンときたのかムッとした表情をするラビ。
「・・誰が兎さ?このツリ目ロン毛ムッツリやろぉ!!」
「あぁ?!」
ザバッと立ち上がるラビと神田。
アレンはニヤリとして成り行きを眺めていた。
ザッと六幻を構える神田。
対し、ラビも槌を構えた。
「災厄招来!!・・・」
「大槌、小槌・・・」
「界蟲「一幻」!!」
「満 満 満!!」
どぅぅうん!!
「?!」
パラパラ・・・
「・・・え・・?」
「「「 あ 」」」
ラビ、神田の暴動によって破壊された竹の仕切り。
自然、目が行くのは・・・女湯の、
「・・・・・い、いぎゃぁぁあぁぁあ!!こっち見るなーー!!」
「「「(!!!)」」」
神田鼻血を吹いて、気絶。
ラビおろおろニヤニヤ。
アレン計算通りだと、ニヤリ。
「どうしたの?!・・・・・え?」
勢い良くドアを開けて入ってきたリナリー(服着用)は目を疑う。
あれ・・?ここ混浴だったかしら? と。
「ってそんな訳ないわーーー!!イノセンス発動!!」
「え・・・リナリー・・?ぎゃぁああぁあ!!」
「嘘だろ?!ちょ、ま、うぎゃぁぁぁあぁぁ!!!」
「・・・・・」
「「すいませんでした」」
只今、旅館のロビーでラビ、アレン、神田正座中。
三人の前に立つのは仁王立ちで三人を見下ろすリナリー、に隠れている、そして旅館の人。
「もっと、心を込めて!!神田も言う!!」
「「「すいませんでした!!!」」」
三人は半泣きのを見上げ、罪悪感に浸る。
あの後一言も口をきいてくれない。
「・・・・・たいな」
ボソッと小さな声でが呟く。
「「・・・え?」」
「・・アイス食べたいな」
ダッ!!!
「待っててください!!イタリアで美味しいジェラート買ってきますから!!」
「のために農場から特上の搾りたて生乳ソフト買って来るさ!!」
「日本、京都から抹茶アイスを調達してくる!!待ってろ!!」
ダダダダダダ・・・・
「・・・・ふぅ。さ、リナリー帰ろうか」
「・・え?いいの帰っちゃって?」
「うん。帰ってジェリーさんにアイス貰う」
「・・・・・・うん」
リナリーににっこり微笑んだはすごく可愛かったけど、完全に怒ってました。
ちょっと気の毒な三人だな。
「女将さん。本当にすいませんでした。あの三人が帰ってきたら修理させますんで」
「え?!・・・あ、はい」
こうしてとリナリーは教団に帰っていった。
「教団のお風呂、一緒に入ろう!リナリー」
「そうね!」
優雅な優雅な休日。
貴女はどう、過ごしますか・・・?
「・・・なぁ、アレン」
「なんですか? ってかなんで関係ない僕まで修理手伝わされてるんですか・・・?」
「それは知らないさ〜・・。・・ってかなりスタイル良かったさ・・・着やせしちゃうタイプだな!」
「・・・そうですねー」
ブハッ!!
「あ! 神田、鼻血鼻血!!」
「思い出し鼻血(?)なんて神田やっぱりムッツ
「黙れ!!!」
7600Hit 真椰 郁様に捧げます
『D.G逆ハー・温泉』
あぁ・・なんかもう、すいません。
前半中盤後半=全てグダグダ・・・・。
これ逆ハー?!なんかもう皆変態でごめんなさい。
アレン黒くてすいません;;
もしよろしければ、貰ってやってください・・・(´Д`)
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