あいつ絶対に変だ


何かおかしい・・・。





風が強く吹いた。



神田の長い髪が、
ゆれた。















第五夜
 
 少女


















・・・第一なんでこんな所に子供が一人で歩いてるんだ?



   しかも、あんなに平然と・・・




   まるで


   
   恐怖心なんて持ち合わせていないように。












は神田の警告など聞かずに



『可哀相に・・・きっと迷っちゃったんだ・・・』



そう言いながら、あの不気味な少女のところに歩いていってしまったのだ。









「くそっ・・・! あの馬鹿女っ!!」




神田は小さく怒鳴った。



































「・・・ねぇ、お姉ちゃん一人なのぉ?」



少女はアメをペロリと舐めながら聞いてきた。



「え?・・・うんう、あともう一人恐い顔のお兄さんがいるよ」



「ふーーん・・・」



ニタリと不気味に少女が微笑んだ。




「案内ありがとぉね、お姉ちゃん」




「・・・え?」





軽い何かの衝撃。











視界がぼやける・・・意識が薄れていってる・・?






















「あ・・・あなたは・・・何、も・・の 」




















「ん?ロードだよぉ。ロード・キャメロット」















最後に見えたのは少女の満足げな、笑顔。






































「ちっ・・・。あいつ何やってやがんだ・・・」



少女との会話の遣り取りを、少し離れた場所で眺めていた神田が苛立たしげに呟いた。




その時




「 ?! 」



突然の姿が消えた・・・・いや倒れたんだ。





ッ!!」









俺はのことばかり考えていて



周りのことなんて気にしていなかった。







「――がはっ?!」







立ち上がった瞬間走った、後頭部への強い衝撃。



いつもなら軽く避けられるはずの攻撃だった。









俺は



ただ



自分の馬鹿さに



腹を立てた。

























キャハハハハッ!っていうんだぁ・・可愛い名前。・・リナリーも可愛かったけどね」



「ロード様・・コイツどうシマすか・・?」



ずるずると神田を引きずりながら、レベル1のAKUMAが姿を現した。



「殺そうゼッ、殺ソうぜェッ♪♪」



どこから出てきたのかもう一体、レベル2のAKUMAが現れ神田を見て興奮した声を上げた。





「ん〜・・・殺さない」



ロードは倒れているを起き上がらせながら興味なさそうに言い放った。





えェ?! なンで? ロード様ァー?!」








「・・・なんでってぇ・・・面白そうだからに決まってるじゃん・・・v」





























      ニタリと笑った




 ロードの額に




 
      黒い十字架が


 





   浮かび上がった。

































勢いに乗って、連載更新!!
キャメ嬢大活躍!神田ものっそいへたれ!あの3人出番なし☆
ゲホッ・・グエッフォ・・・す、すいません・・・。
神田ファンさんすいません・・。
でもでもあぁしないといk(黙れ

何はともあれ、ここまで読んでくださってありがとうございましたv

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