暖かくなった陽気に浮かされるように私は縁側に腰掛けていた。
足をぷらぷらと揺らし、何を眺める訳でもなく庭を眺める。
ゆったりとした時間の流れが心地よかった。
「なーにやってんの」
「うわっ」
突然背中にかかった体重に前のめりになる体。
振り返らなくたってそんなことする人はわかっているから、私はそのまま口を開く。
「ひなたぼっこ。・・・新八もする?」
「いいヨ。まぁ、最初からそのつもりで来たんだけど」
そのまま回された腕に引かれるまま、新八の胸に寄り掛かった。
ふわりと、愛しい香りに包まれて思わず口の端が緩んだ。
「ん。ってばなーに笑ってんのかな?」
「何にも!」
新八を見上げれば、やっぱり君も笑ってて、それを見て私もまた笑えてきた。
「あーやしい」
「新八こそ、ニヤついてる」
「何をぅ」
「うぎゃっ」
ぐりぐりと頭を撫でられ、逃げようにも動けない腕の中でワタワタと暴れた。
笑い声が重なって、
触れる掌が優しくて、
あぁ、
どうしようもなく愛しい時間。
強制終了。
夢小説に理解のある友人に、目の前にいながらいきなり送信したメール(笑
ピスメの新八さんなのですが・・・。
口調がいまいち把握できていなかった;
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