好きです。
愛しています。
たとえどんな貴方だろうと・・・。
ある夏の日の、
「ねぇ、今日はどこに連れて行ってくれるの?」
「ん〜・・・姫の望むところ・・かな」
「何それ?」
二人の笑い声が重なる。
とても短くてとても愛しい時間の始まりだ。
今日は珍しく任務がない。
だからやっと大好きな恋人ティキに会えてるのだ!
任務なんてこの日のためにしてるようなものだもんね!!
自然と口元がにやけてしまう。ティキが傍にいるんだとおもうだけで・・・。
「? にやけちゃってやらしい〜」
「へ?! や、やらしい?! ティキの顔のほうがよっぽどやらしいよ!!」
「は?!なんでだよ?!」
「アハハ♪」
列車に揺られて1時間がたとうとしていた。
外に見える風景は自分達が列車に乗った駅で見えていたものとはだいぶ変わっている。
「うわぁ・・・すごい」
窓にへばりついて外を眺める。
ティキはその様子を笑顔で見ていた。
「な、姫の望んでたところだろ?」
「・・うん・・うん!! 覚えててくれたんだ・・私が海行きたいって言ってたの!」
は窓から顔を離し、ティキに向き直った。
目をキラキラとさせ
「嬉しい!! もうティキ大ッ好きぃ!!」
そう言ってはティキに抱きついた。
もしが犬だったら尻尾を振りすぎてとれているな、とティキは心の中で笑う。
「当然。俺はのことなら何でも分かるからな」
ティキはの腰に手を回しながら得意げに言った。
「さっすが私の王子様ッ!」
はティキの横顔に軽くキスをした。
自分がエクソシストだということはわからないで欲しいなと思いながら・・・。
「あれ〜・・・今日、は任務ないんですよね?」
「そうだけど・・・どうかしたの?」
教団に響く二人の声。
前者はアレン、後者はリナリーだ。
「ここに・・いないんですか・・?」
「フフ、は今日、かっこいい彼氏さんとデートなのよ♪」
「「えぇ?!」」
「?!」
「って彼氏いたんさ?!」
「ラ、ラビ・・・どこからでてきたんですか・・・」
「うん♪ メロメロよ〜!」
「・・・。 どんな奴なんですか?!」
「えっと・・ちょっと髪の毛が癖っぽくて、顔はかっこいいらしくて・・・」
「名前は何さ?!」
「たしか・・・ティ・・・ティキ・・?」
アレンもリナリーもラビも・・・も
自分の恋人がノアだとは誰も知りはしなかった。
後に知ることになったとしても、今は・・・。
「わー・・・!!空が青いよ! うみ、ウミ、海ーーー!!!」
列車を降りた瞬間、は子供のようにはしゃいで海に向かって走りだした。
「お、ちょい?!」
ティキは困ったように笑ってからの後を追いかける。
白い砂浜と青い青い海が美しく輝いている夏の日。
もティキも考えているのは
最高に楽しいであろう今日という日のことだけ。
太陽の光がとてもまぶしかった。
久しぶりの夢更新!&初のティッキー夢でございますvv
アンケートをドキドキしながら設置してみたところ、
早速D.G短編に一票入っていたのが嬉しくて嬉しくて・・・;
勢いに乗って書いた一作です。(ぇ
ティッキーは大好きなのでこれからラビ並みに増える
予定
です。
それでわ、ここまで読んでくださった方ありがとうございましたvv
ちなみにこれの続きはいずれ書く予定です。
明日かまたは来年か・・(ぇ)未定です(笑