なんて天気のいい日だろう

空は青いし

風は清々しい




スパ―――――ン!!




「よっしゃあ!仕事がんばるぞぉお!!」






あくてぃぶ Flower








私は。真選組で女中やってます。

いつかはこんなむさくるしい所なんかやめて何処かお城なんかに住みたいなぁ・・なんて


ー。朝からうるさいぜすぜ。あんなに勢い良く開けたら障子がぶっ壊れまさァ」


「げっ、総悟・・・じゃなくて沖田さんおはようございますぅ〜」


「しっかり聞こえてやすけど」


沖田総悟。それは私にとって一番苦手な人物である。


「あ〜〜えと〜、朝食もってきますね〜」


そそくさと沖田の分の朝食をとりには奥へ逃げていった。





「・・・ちっ」












「あ、土方さんおはようございま〜す!」


「おぅ」


沖田の朝食を運びながら土方に挨拶をする


この人はからかいがいがあるから苦手ではない。





「あれ、土方さんまだ死んでなかったんですかィ?」


「おぅ。・・って何言ってんだぁぁ総悟ぉお!!」



「・・・っぷぷ、まぁまぁ」


「お前も笑ってんじゃねぇ!!」


「あははは、だって・・あはは!」


「早く俺の朝食もってこい!」


「あはは、はぁい」



は笑いながら奥へと朝食をとり向かった。
















「土方さん」


「あ?」


沖田は飯をもぐりもぐりと食べながら言った。


「土方さんはのことが好きなんでしょう?」


「ブフフゥゥー!?」


飲んでいた茶を盛大に噴出す土方。

それをしらっとしてみている沖田。

「げほっ、ぐほっ、・・いきなり、なんだよ!?」

「動揺しちゃってぇ、か〜わ〜い〜」

「斬るぞ、てめぇ!!!」





「・・・あげませんぜ」

「は?」


無表情に笑っていた沖田の瞳が鋭く土方を睨んだ。

嫌な予感と共に、悪寒が走る土方。


は土方さん何かにはあげませんぜ」


「・・・総悟、おまえ・・・」


「はーーい!朝ごはんーー!!どぉぞ。沖田さんおかわりは?」


は朝食を片手に、軽快な足取りで歩いてきた。

「いいでさぁ。朝から見回りなもんで」


沖田はよっこいせと立ち上がり


「土方さん、そーいうことなんで♪」


ニヤリと黒い笑みを浮かべて立ち去っていった。


「 ? ・・・がんばってくださーいねー!」

ひらひらと見えなくなった沖田に陽気には手を振っていた。

何も知らない、純粋なが。






「・・・はぁ」




そんなを見て、


小さく独りため息をつく土方。
































「る〜〜らら〜♪るるる〜〜♪」


パンパンッと洗濯物を叩きながら上機嫌にが鼻歌を歌っていた。


その様子をこっそり見ながら何か独り「よし」と気合を入れている不審な影が・・・。





さーん!」


「る〜♪・・・あ、山崎さん!」


の元に走りよってきたのはミントン好きで有名な山崎だった。



「あ、あの洗濯物干すの手伝いましょうか?」

もじもじとしながら山崎はに聞いた。


――あぁ・・・やばい・・・
 
  緊張しすぎだ・・・!

  さんと二人きりなんて初めてだし・・・

  でも、でもせっかくのチャンスなんだから・・・!!



「・・・え?いいんですか?」

緊張している山崎とは裏腹にはケロリとしている。


「あ、はい!」



「じゃあ・・・お願いしちゃおうかな・・・!」

にっこりとが嬉しそうに微笑む。

山崎の緊張していた表情も、笑顔に変わった。








あたたかく和やかな風が二人の間を吹きぬけた。


































〜・・・はーっと・・・」


廊下を早足で歩きながら独り言を言っているのは先ほど見回りから帰ってきていた沖田だった。


目的の物・・・者を探して辺りをきょろきょろと見回している。





沖田の目にの姿が映る。

洗濯物を干している可愛らしいが。

沖田がいつもの黒い笑みとは違う微笑みをうかべた。



「おー・・ぃ・・・・・・ !!」



声をかけようとした瞬間沖田の表情が強張った。

沖田の瞳に映ったのは





ちゃーん!これ何処に干すんですか?」

「えっとねーそれは・・・ぎゃ!!山崎くん落ちてる、洗濯物落ちてる!!」

「え・・?うわっ?!す、すいません・・!」

「・・っぷ、あはは!!・・い、いいよいいよ!」





笑顔の





笑顔の山崎。










 ナカガヨサソウデスネェ 。











「・・・お、総悟。帰ってたか、近藤さんが用が・・ある・・・って
 
 ・・・総悟・・・?」







ゆらり。






「!!!」




振り向いた沖田は



土方以上に開いた瞳孔




背には暗黒のオーラをまとい







手にはすらりと日本刀が怪しく光っていた。









「アハハ♪山崎君って意外とドジだったりする?」

「えぇ?!そんなこと・・ないと・・」


のんきな二人の会話を耳にし

あぁと心の中で呟く。







――・・・原因はあれか。








     山崎、お前死ぬぞ。











「・・・はぁ」






小さくまたため息をつく土方。








そして






断末魔をあげている山崎の元へ、ゆっくりと向かった。























すいません!!!すいません!!!なんですか、これ?!
夢ですか?恋愛ですか?いやギャグだろ!!(ぇ)
あぁ・・・最悪だ。夢を書いてなかったら、書けなくなった。
すいません、リハビリ作ですよね、これじゃ。

これは裕未さんにお礼として捧げます。
こんなものでよければもらってやってください。

すいませんでした!!(土下座)



短い続き

































「あれ?山崎君は?」

山崎の落としてしまった洗濯物を洗いつつ、山崎本人がいないことには今頃気づいた。


「さあ・・・何処かで逆立ちしながらミントンでもやってんじゃないですかィ?」

「うわぁ!!総・・沖田さん!!」

「何、そんなに驚いてるんですかィ?」

「いや・・別に・・」

ばっくんばっくんいっている心臓を押さえてはなぜこんなに驚いてるのか自分でも不思議に思った。

「それに何で俺のことは下の名前で呼びそうになるんですかい?」

「え?!・・・え・・その、それは」






――言えない。

  絶対言えない。


  弟の名前が総梧だからつい癖で呼んでしまうなんて。







短い沈黙と私のおろおろとした態度から

何を勘違いしたのだろう?

沖田はに向かって




「俺も同じ気持ちですぜ」




そう今までに見たことないような笑顔でいった。








「え?」















次の日、屯所内では


『沖田とがくっついた』と

『山崎が何者かに逆さ吊りにされた上にミントンを粉末にされた』


という奇妙なニュースが飛び交っていたという。