3年Z組 銀八先生!!
Subject1〜席替え〜
「はい、全員注目ー。転校生を紹介する。・・・入れー」
ガララッ
「は、初めまして・・・、と申します!!えっと・・・あの、よろしくお願いしますっ」
ペコッと深くお辞儀をするとクラスからはぱちぱちと拍手が起こった。
ミディアムロングの黒髪がさらりとゆれ、顔を上げるとくりっとした瞳が恥ずかしそうに微笑んだ。
神楽ほどの小さな身長はまるで小動物のようだ。
男子も女子さえもその笑顔との姿には一瞬ドキッとするものがあった。
「えーー、席は・・・・・・・・・・。・・・・空いてないから先生の膝の上に決定」
「おぃいい!!何さらっと言ってんだよこのセクハラ教師!!」
「先生、それは職権乱用ですぜィ?・・生徒にもその権利をくだせェ!!」
「はぁい、はぁあい先生。わしの隣が空いてるきに。よく見ろっちゅうに。
あっはっはっはっはっ」
クラス全員が一瞬で静かになり、視線が辰馬とその隣の席に集まった。
なぜその席が空いているかというと辰馬のセクハラがあまりにひどいのでみんな嫌がっているからであった。
「先生」
静まり返った教室の中に凛とした声が響いた。その声の主は陸奥だった。
「こいつの隣にしたらさんが危険じゃきに。やめときー」
「先生も同感・・・。・・・ということで一時間目は席替えに決定」
「「さーんせーい!!」」
教室の中がいっそう騒がしくなる。しかし辰馬だけは一人「あっはっはっはなんでじゃ〜?」とへらへら笑っていた。
「あの・・・。先生?」
おずおずとは銀八に話しかけた。
「ん?・・・なんだ?やっぱり先生の膝の上がいい?そーかそーか」
「・・・いえ、そうじゃなくて・・・私誰の隣でもいいですよ・・・?」
みんなが一瞬にしてまた静まる。
視線はに一点集中だ。
「はいい子アルね。嫌な時ははっきり言っていいアルよ」
「チャイナ娘もたまにはいいこと言うぜィ。さん、誰の隣がいいんですかィ?」
にこやかに爽やかに微笑んでいる沖田。
でもはっきりと顔に『俺ですよねィ?』と書かれているように見えるのはを除くクラス全員だった。
は困ったように首をかしげた。
「・・・。えと、じゃあ、できれば数学の得意な人の隣に・・・」
シュタッ
無数の手が挙がった。
「・・・やっぱりクジだな、こりゃ」
沖:「先生、パフェ奢るんでさんの隣にして下せェ」
銀:「え・・・(どきんッ)」
近:「おいぃぃい!!そこ、ワイロはなしだぞぉぉお!!」
高:「けっ、めんどくせぇ・・・」
さ:「先生、クジはどこですか?眼鏡落としちゃって・・・あぁこれか」
:「え・・・?・・ひゃはっ・・くすぐったいですよッ」
全:「「さっちゃん何やってんのぉぉお?!」」
土、桂:「・・・」
山:「(ドキドキ)」 (クジ開封中)
辰:「アッハッハッハ、ちゃぁぁああん!!」
陸:「いっぺん、死んどきー」 ドガッ
新:「先生ー。クジに細工しないでくださいよー?」
銀:「・・・(ギクッ)」
「・・・はい、今月はこれで決定な」
教卓
さっちゃん お妙 山崎 新八 辰馬
土方 長谷川 桂 神楽 近藤 高杉
陸奥 沖田
「アッハッハッ。運命じゃきー!!、よろしくのー」
「あ、はい・・!よろしくお願いします」
「くぅ〜〜〜っっ!!はかわいいのぉ!」
辰馬がに抱きつくと同時にすぱーーーん!!とチョークが辰馬の頭に勢いよく当たった。
「おめぇ・・・、今度やったらベランダから下校しろ」
「アッハッハッハッ、先生ただのあいさつだき〜」
ガチャッ
「辰馬君。次やったらこの世から出てってくだせぇ」
どこから持ち出したのか沖田の手にはバズーカが。
・・・え?あれどこから?
「グラサン天パ。次やったら私の傘が火を噴くネ」
こちらもどこから持ち出したのか神楽が机の上に立って傘を持っていた。
・・・え?傘が火を噴くの?
「アッハッハッハ♪冗談、冗談だき」
「んじゃ、授業始めんぞ〜」
・・・え?始めちゃうの?日常茶飯事?
「・・・」
私はよくわからない汗が一筋流れるのを感じた。
・・・なんだか賑やかな学校ライフがおくれそうです・・・
銀魂新連載?
ってか先に始めた連載だって更新遅いのにいいのかよ!!(虚しく独りツッコミ)
た、たぶん平気・・・ゲフンゲフン
しかもなんだかよくわからん逆ハーだし。
ちなみにあの席は本当にアミダクジつくってやりました。
結果が出たとき「げへっ?!まじでかっ?!」って感じでしたよ。
辰馬があそこで逆が壁・・・。さん逃げ場は無いですよv(笑)
連載は諦めました。(ぇ
